税務署は申告の誤りがあってもわざと「泳がす」ことはありますか?

税務署の調査に入られた際に、「税務署に泳がされていたのではないか」と感じる方は少なくありません。
しかし、税務署が意図的に不正を見逃して“泳がせる”というよりも、調査の優先順位の結果として、そのように感じるケースがあるというのが実情に近いといえます。

税務署は限られた人員の中で、多くの申告書を確認し調査を行っています。
そのため、不審点のある申告書が提出されていたとしても、金額の大きさ、悪質性の有無、他の優先度の高い案件の存在などを総合的に考慮し、緊急性や重要性の高い案件から調査を行うことになります。

その結果、すぐに税務調査が行われず、数年後に調査が入り、過去数年分の申告誤りがまとめて指摘されるということがあります。
このような場合、納税者の側から見ると「泳がされていた」と感じられることになります。

税務調査が来ていないからといって、その申告書が適正であると税務署に認められたわけではありません。
単に現時点では優先順位が高くなかった、あるいは他の案件が先に処理されているという可能性もあります。

「税務署が何も言ってこないから問題ない」と考えるのは危険です。
仮に誤りがあれば、将来の税務調査で指摘される可能性は常にあります。さらに、金額が積み重なれば、追徴税額や加算税も大きくなります。

重要なのは事前の対応
税務署が意図的に泳がせるかどうかを気にするよりも、申告段階で誤りを防ぎ、帳簿を適切に整えておくことの方が重要です。

過去の申告に不安がある場合は、税務調査が入る前に専門家へ相談し、自主的に見直すことで、将来的なリスクを抑えることが肝要です。

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