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税理士　箕輪賢

サークル活動とアルバイトに明け暮れた学生時代を過ごし、大学生活も終盤を迎え就職を意識するようになった頃、社会情勢は就職氷河期でした。

口下手を自認していた私は、数回にわたっての面接が行われる民間企業に比べ、公務員の方が入りやすいと安易に考え、社会貢献という観点からも魅力を感じた国税局を就職先として選択しました。

簿記や税務の知識が全くない状態で国税局に入ったため、当初は非常に苦労をしました。優秀な同期の中で、「大変なところに入ってしまった」というのが当時の率直な思いでした。

入局当初は千葉県内の税務署と東京都内の税務署に勤務し、主として法人税の調査を経験しました。当時は依然として不景気の真っただ中。そこで目の当たりにしたのは、従業員や家族のために孤軍奮闘する経営者の姿でした。

その経験が後に私が税理士として歩むこととなった原点です。また、毎年２月から３月の所得税の確定申告の期間には税務署の相談会場にて納税者の方々の申告書作成のサポートを行いました。

そこでは、たくさんの方々と接しコミュニケーションの取り方を学びました。中にはお礼を言ってくださる方もおり、やり甲斐を感じながら仕事をすることができました。

税務署で６年間勤務した後、国税局へ異動し、調査部や課税部での仕事を経験しました。

調査部では大規模法人や国際課税の調査等を行い、税法の細かい規定等を調べ、国税局の内外で多くの議論を交わしました。また、課税部では法人税や所得税の調査事案の企画に携わりました。

国税局と税務署で合わせて23年の勤務をした後、2021年に中小企業の経営者や個人事業主の方をサポートしたいという思いで、税理士となりました。

税務署・国税局での経験を生かして、お客様に最高のサービスを提供できるように日々研鑽を積んでいます。

最近では既存のお客様から新たな客様をご紹介いただくことが増えてきました。このことは、この上ない励みと喜びになっています。

趣味は、幼少の頃からやっていた野球、学生の頃にはじめたスキー、社会人になってから楽しんでいるスキューバダイビングやキャンプです。

アウトドアなものばかりですが、仕事がインドアなので、バランスが良いと思っています。時節柄、最近はなかなか機会がなくっていますが、長く続けてくつもりです。